【ピアノ】コード伴奏・独学練習法

ピアノを始めて2年ぐらい経ちますので、この命尽きる前に練習法を書き記したく想い筆をとりました。完全独学なのでおすすめはしません。音符も読めるようになりません。コードが弾けるようになるだけです。

 

ドレミの事をCDEと呼ぶ

A=ラ B=シ C=ド D=レ E=ミ F=ファ G=ソ

コードを読む場合は今までの常識『ドレミファソラシド』が通用しません。全てアルファベットに置き換え無くてはいけないのですが、これが絶妙に難しい。ズレてるんですよ何か大事な物が。ド=Aじゃないんですよ。

いうて十数年ドレミで生きてきてるんで、いきなり『今日からお前のお母さんは、ちょっとズレたアメリカ人だ』って言われても気持ちの整理がつきません。なんで最初からドレミじゃなくてABCで教えてくれなかったのか?心から平成教育委員会を恨みました。

 

白鍵だけで弾けるコードを丸暗記

Am C Dm Em F G

黒鍵は初心者の敵、もはや悪霊です。最初は白鍵だけで弾ける使用頻度の多いコードを頭と指にぶち込む事から始めます。これが覚えれないともう無理です。

コード伴奏をやりたいので『左手はベース・右手はコード』という弾き方を練習します。いきなり両手は難しいので、最初は右手だけです。

弾きたい曲の中から簡単なコード(上記で紹介したコード)が沢山入ってる曲を見つけ出します。僕が最初に練習したのはブルーハーツの TOO MACH PAIN でした。

 

コード構成音は入れ替え可能

練習開始して数日たつと『Cは絶対にドミソの順じゃないとダメなのか?』という部分が気になって眠れなくなりますが、独学なんで誰も教えてくれません。

結論、順番は関係なく、構成音を押せばコードは成立します。一般的に『C=ドミソ』で覚えるのが普通ですが、僕は『C=ソドミ』で覚えてます。自分の弾きやすい並びに置き換えて大丈夫です。

その辺にバラまかれているコード表はルート音(赤点)が一番左にくるように書かれている物が多いんですが、それで練習してると押しにくいコードがいくつも出てきたので勝手に形を変えて覚えてます。

『このコードからこのコードに移るときは指の移動距離が遠いな』と思ったら、鍵盤の順番が変わってもいいので、移動距離が短くなるように工夫してください。

 

トランスポーズ(移調)を使いまくる

検索するといくらでも無料でコード譜が出てきます。原曲のコードが難しい場合は移調して簡単なコードに変更できます。カラオケでキーを半音単位で上げたり下げたりしてるアレが移調なんですが、それを電子キーボード上で再現する機能をトランスポーズと呼びます。ギターでいうカポみたいなもんです。サイトによっては親切に『簡単弾き』って書いてくれてます。

単純なコードを集中攻撃したいワケですから『#・♭』が大量に出てくるキーや、『dim・aug』などという悪魔の呪文から全力で逃げます。オンコードと呼ばれる『G/F』は解読が簡単なので逃げる必要はありません。

曲が決まったら簡単なコードが『どれだけ移調しているか?』を確認します。『-2』とか『+1』とか書かれてる数字の事です。

例えば『千の風になって』の原曲コードがコレ。

E B C#m E A B/A G#m C# F#m B B/A G#m C#m F# Bsus4 B

 

原曲からキーを4つ落としたコード(簡単弾き)がコレ。

C G Am C F G/F Em A Dm G G/F Em Am D Gsus4 G

 

原曲キーは目に入れる事すら躊躇しますが、4つ落とせば弾ける気がしますよね。どんどん簡単な方へ逃げまくるのです。しかしそのまま弾くと『キーが4つ落ちた伴奏(4半音落ち)』になるので、原曲キーで歌おうとすると盛大に狂います。

逆に考えると『伴奏を4半音上げてやれば原曲キーになる』って事です。

ここでついに僕の大好きなトランスポーズが登場。電子キーボードにはほぼ確実についてるこの機能を使って『キーを4つ上げる』のです。そうすれば『4半音落ち伴奏』を『原曲キー伴奏』として弾くことができます。

『トランスポーズを使うと上達しにくいからやめたほうがいい』って言う方もいらっしゃいますが、その辺は自分と向き合って各々ご決断してください。

 

オンコードは簡単

丁度オンコードがでてきましたので説明します。オンコード(分数コード)はルート音が変わります。『G/F』ならば右手でGを弾き、左手でFのルート音を弾けばいいのです。まだ左手まで到達してないので今は気にせず右手でGを弾いてればいいです。

 

ひたすら反復練習

コードは覚えればいいだけなので誰でも暗記できます。難しいのは『コードからコードへの移動』なんですが、これは指が腐ってポトッって落ちるまで弾いてれば自然と上手くなります。慣れるしかありません。

慣れないうちはゆっくり、しっかり弾いて、指に動きを記憶させます。

慣れてきたら少しずつ早く弾いて、指の動きのコツを掴みます。

頭で考えて弾いてたら曲に追いつけませんので、指にコードの形、移動経路を記憶させるの為にひたすら繰り返しです。ほとんど罰ゲームです。

 

A~Gのメジャー&マイナーを覚える

【メジャー】A B C D E F G
【マイナー】Am  Bm  Cm  Dm  Em  Fm  Gm

コードは単純に『メジャー』と『マイナー』この2種類に分別されます。陰と陽。正と負。松崎しげると鈴木その子です。これだけ覚えれば大概の曲は弾けるようになります。それぞれのコードの詳しい情報に関してはネット上にいくらでも情報が落ちているので、このサイトで詳しい説明はしません。てかぶっちゃけ知りません。

 

コードの派生形(装飾音)を地道に覚えていく

ここからは先は『音の装飾のバリエーションを増やす』という練習に入ります。コードの派生形(装飾音)は種類があまりに多すぎてとても全部は覚えきれません。装飾音は響きが微妙に変わるだけで、ぶっちゃけ使わなくても曲は成り立ちます。

 

Adim Am7 Am7-5 Asus4 Aaug A6 A7 AM7 Aadd9

 

上は『A』の派生形ですが、もはやワケがわかりませんよね。そんな時は【A】か【Am】を弾いときゃどうにか曲は成り立ちます。微妙な変化しかありませんから。

もちろんその微妙な変化が曲の特徴・アクセントになるので正確に弾けた方が絶対にいいんですが、Aだけで9個もあるのに(本当はもっとある)B~G合わせたら合計63個もあるんですよ(本当はもっとある)記憶障害の僕が一気に覚えれるワケがありません。焦らずゆっくり1個ずつ覚えていけば大丈夫です。

 

sus4を覚える

手始めに覚えるべきは【sus4】という派生形。数ある派生形の中でも構造が簡単・使用頻度も多い・コードの流れが読めるから非常に覚えやすいです。

『使用頻度が多い』ってのがミソで、使う場面が多いコードは覚えやすいです。【A】の真ん中の音(ルート音の次の音)を半音あげてやるだけで【Asus4】です。他のコードも同じく真ん中を半音あげてやるだけで【〇sus4】に変化します。

 

僕のコード表は鍵盤の順番前後しちゃってるんで分かりにくいと思いますが上図で合ってます。sus4はほとんどの場合『Asus4→A』の流れになります。例外も多くありますが、基本的には『Dsus4→D』『Gsus4→G』要するに『〇sus4→〇』と覚えておいて問題ありません。

 

その他の派生形

どのコードも例外なくルールに従って構成されています。

〇aug=ルートから3番目の構成音を半音上げる

〇7=ルートから3番目の構成音から3半音上がった鍵盤を同時に弾く

全体的にそんな感じ。1つ1つのコードを丸暗記するよりルールを覚えたほうが確実に早いです。その後は指の感覚に叩き込む。僕の場合『このコードの場合は小指伸ばしてこの辺を弾いたらセブンスになるだろ』的な感じで弾いてます。

 

自分の耳を信じる

この辺あたりからだんだん使用するコードも増え、弾き間違いも多くなります。最終的に信用できるのは自分の耳です。『なんかおかしいな?』と思ったら、おそらく弾いてるコードが違ってます。

単純に自分の弾き間違いならすぐにミスに気付けますが、ネット上にあがってるコード譜が間違ってる事も多々あります。しっかり譜面通り弾いても『これ絶対コードちがうだろ』って。そんな時は自分の耳が納得するコードを探してください。それもまた勉強になります。

 

♭・#のコード(ルート音が黒鍵)を覚える

ここまで覚えたらあとは順不同で練習中の曲に出てきたコードを覚えていきます。少し曲を難しくして『#・♭』にも挑戦したいお年頃ですが、覚えにくい原因の1つとして『表記がダブる』っていうとんでもない罠があります。

 

『表記が全く違うくせに弾く鍵盤は同じ』というコードが多数あります。これはほんの一部です。大体下図ぐらいあります。

 

勘弁してくれって感じですよね。表記方法がどちらかに統一されてないので、楽譜によってどっちで攻めてくるか分かりません。A♭と書いてる楽譜もあればG♯って書いてる楽譜もあるんです。非常に困る仕様ですが、きっと音楽のお偉いさんからすれば、この辺を分けておかないと何か不都合があるのでしょう。

 

ベース音を意識する

右手である程度コードが弾けるようになってきたら、左手の練習も徐々に始めなくてはなりません。その時に大事なのは『コードのルート音は何か?』を意識する事。『右手でCを弾くとき、左手はどこを弾かなくていけないのか?』を考える癖をつけ始めましょう。

 

とにかくいろいろな曲を弾く

ここまで辿り着けばほとんどの曲は弾けるようになってます。曲によってスピードが速かったり、コード進行が複雑だったり、難易度に違いはありますが、テンポさえ度外視すればどうにか弾けます。

大体このぐらいの時期に『ベース音も同時に左手で弾こう』『かっこよくリズミカルに弾こう』と調子に乗ってやってみるものの、とてもそのレベルに達していないことに気づき絶望の淵に立ちます。コードを頭で考えながら右手だけで弾くのが精一杯。

かっこよくリズミカルに弾きたくても、コードをどう分解して弾けばよいかわからないので、とにかく試行錯誤してみるワケです。Youtubeでも数々の天才たちがコードアレンジ法を紹介しているので目を通してみるのも有りです。ただ、僕の場合は見てもよくわからなかったので諦めました。奴らは化け物です。

人のを見て『こういう弾き方もあるのか』と頭の片隅に入れつつ、なるべく手元を見ないように弾く練習を繰り返し行いました。リズミカルとか考えず、全音符や半音符のリズムでいいからとにかく繰り返し弾き続ける。

とにかく将来的には『頭で考えて弾く』じゃなく『感覚で弾く』が目標なので、指の感覚で覚えるように努力。鍵盤を見ながら弾いてたら一生弾けないような気がする。

 

コードを分解して弾く

1~2ヵ月練習してたらさすがに全音符弾きにも飽きてきます。もっと曲調に変化をつけたくて練習しているものの、これ以上どうすればいいか分からない。そこで今までただのお飾りだったサスティンペダルを使ってみました。

するとどうでしょう。想像以上にいい感じになったわけです。僕は以前に1度だけピアノを練習した事があり、ペダルの使い方に関しては慣れてたのですんなり導入できましたが、初めての方は少し(いや、かなり)苦戦すると思います。

右手だけでもヨチヨチ歩きなのに、足も入れるんですかと。

でも両手弾きよりは数倍簡単なので、ハードルとしては低めです。キーボード演奏にマンネリ化してきたら使ってみるのもいいでしょう。むしろ今はこれが無いと上手く弾けないです。

これはおすすめの練習方法なんですが、ペダルを踏んでる状態でコードを弾いて響きをキープします。この時、右手は鍵盤から離れているけどコードは鳴っている状態。そこに単音を足していく事によってリズムや変化を与えていけば、なんかめっちゃピアノ上手くなったような錯覚に陥ります。調べた結果、アルペジオという伴奏方法でした。

左手が大の苦手な僕としてはこれがすんごい楽しくて練習もはかどりました。考え方によっちゃ2本の手で弾いてるようなもんですから。もう、左手の練習なんてやりたくなくなるレベルです。

 

録音の壁に正面衝突する

『コードとベースを別録りすりゃ両手で同時に弾かなくてもいいよね』っていう藤木君レベルの卑怯な思想で、左手の練習から逃げ続けてきました。しかしどうやらこれ以上逃げる事ができなくなったみたいです。

実際その戦法で50曲近く録音したんですが『生演奏をパート別に録音する』っていうのが非常に面倒くさい作業だという事に気が付いたのです。

MIDI打ちデータじゃないので、細かいタイミングやテンポも意識しなくちゃいけない。さらにボーカルも別録り。1曲を作成するのにコード・ベース・ボーカル。テンポズレや音量の調整もやってると、演奏している時間より編集している時間の方が圧倒的に長いんですよ。

ピアノが上手くなりたいのにそれ以外の事に時間を取られている。この本末転倒の感じがめちゃくちゃ嫌。もうそれなら両手で弾いた方が早いんじゃねえかと。両手で弾ければボーカルも一緒に録音できるし。そしたら1曲を作成するのに1回の録音で済むし。

 

左手の練習を開始

右手のコードに合わせて左手でベース(ルート音)を弾く練習を始めました。右手でGを弾くときは、コードのルート音から見て1オクターブ下を左親指で、もう1オクターブ下を左小指で弾きます。

もともと左手を使うってのがすっっごい苦手で、しかもそれを右手と同時にやらなくちゃいけないんですよ。出来るわけないでしょう。そうやって逃げてた自分もいますが、もうこれ以上逃げれないのです。

できる・できないじゃない。

やるか・やらないかである。

とかどこかで聞いた様な名言でカッコつけてますが、練習をやり始めたら意外とできちゃいまして。集中的に1ヵ月ぐらいしか練習してませんが、予想より簡単に出来た事で『こんなんなら最初っからやっときゃよかった』と。

そんかし左手をごちゃごちゃ動かすのは無理です。あくまで『ルート音を弾く』しかできませんが、僕的には大進歩です。これでベースとコードのテンポズレから解放されるんですから、かなり作業効率があがります。

 

そして現在に至る

両手で弾けるようになったら、またここから無限の反復練習に入ります。『今の自分には少し難しいかな?』ぐらいの曲を弾いて弾いて弾きまくるのです。

コードの流れってのはある程度決まってる部分もあるので、曲が変わっても『ああ、この流れはあの曲で練習したな』って場面も増えてきます。初見の曲でもすんなり弾けてしまったりします。

そしたらまた『ちょっと難しそう』って曲に挑戦。とりあえず今はそんな感じです。僕はここまでにダラダラ2年ちょいかかりましたが、集中的に練習すればもっと早く上達できると思います。初心者の方々、頑張ってください!

 

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