【ピアノ】コード伴奏の独学練習法

ピアノを始めて2年ぐらい経ちますので命尽きる前に練習法を書き記しておきますが完全独学なのでおすすめしません。音符も読めるようになりません。コードが弾けるようになるだけです。

 

白鍵だけで弾けるコードを丸暗記

とにかく最初は簡単なコードを覚える為、黒鍵は悪霊と認識しておきます。白鍵だけで構成され使用頻度の高いコード『Am C Dm Em F G』を頭と指にぶち込みます。コードを読むにはドレミ読みよりもABC読みに慣れた方がいいので音符は捨てます。ドレミとABCは地味にズレているので覚えにくいです。

A=ラ B=シ C=ド D=レ E=ミ F=ファ G=ソ

僕はコード伴奏がやりたかったので左手はベース・右手はコードという弾き方を練習しました。いきなり両手は難しいので最初は右手だけで練習します。弾きたい曲をピックアップして『Am C Dm Em F G』がたくさん入っている曲を見つけ出します。僕が一番始めにやったのはブルーハーツのTOO MACH PAINでした。『#・♭・dim・aug』とか付いてるコードは無視して全力で逃げます。

 

トランスポーズを使いまくる

有名曲なら大体検索すると無料でコード譜が出てきます。原曲キーが難しい場合は電子キーボードのトランスポーズ機能(移調)を使って簡単なコードに変更できます。カラオケでキーを半音単位で上げたり下げたりするアレが移調です。コード譜サイトによっては親切に『簡単弾き』って書いてくれてます。

簡単なコード配列がどれだけ移調しているかを確認します。『-2』とか『+1』とか書かれてる数字の事です。例えば『千の風になって』の原曲コードはこんな感じ。

E B C#m E A B/A G#m C# F#m B B/A G#m C#m F# Bsus4 B

 

原曲からキーを4つ落としたコードはこんな感じ。

C G Am C F G/F Em A Dm G G/F Em Am D Gsus4 G

 

原曲キーを弾くのは見るからに大変そうですが、キーを4つ落とせば弾けそうな気がします。実際簡単になってます。そうやってどんどん簡単な方へ逃げまくるのです。しかしそのまま弾くと当然、キーが4つ落ちた伴奏(4半音低い)になるので、原曲キーで歌おうとすると盛大に狂います。

4半音落ちた伴奏を原曲キーに戻すには4半音上げてやればいいのです。そういう場合にトランスポーズを使ってキーを4つ上げればOKです。実際に弾いているのは4半音低いコードですが、トランスポーズで4半音上げているので簡単に原曲キーのコードを弾くことができます。ギターでいうカポみたいなもんです。

トランスポーズを使うと上達しにくいからやめたほうがいいって言う方もいらっしゃいますが、まあある程度コード演奏に慣れるまでは使った方が挫折率は下がります。僕はもう使ってません。

 

コード構成音の順番を知る

ある程度弾けるようになってきたら、Cは絶対にドミソの順じゃないとダメなのか?という疑問が浮上するんですが、独学なんで誰も教えてくれません。

結論、順番は関係ありません。そのコードの構成音の鍵盤を押しときゃコードは成立します。初心者はC=ドミソで覚えるのが普通ですが、僕はC=ソドミで覚えてます。他のコードも下図の様な感じで一見コードが成立してないような形ですが、よくみると構成音を弾いてるんで成立しています(赤点=ルート音)

 

 

コードからコードに移る場合に指の移動距離が遠いと感じたら、鍵盤の順番が変わってもいいので移動距離が短くなる形に構成音を入れ替えた方が弾きやすいかと思います。

 

ひたすら反復練習

コードは暗記すればいいだけなので簡単。問題はコードからコードの移動です。慣れないうちはゆっくり確実に弾いて指に動きを記憶させます。慣れてきたら少しずつ早く弾いて指の動きのコツを掴みます。頭で考えて弾いてたら曲に追いつけませんので、指がコードの形と移動経路を記憶するまでひたすら繰り返しです。ほとんど罰ゲームです。

 

A~Gのメジャー&マイナーを覚える

コードは大きく2つ、メジャーとマイナーに分別されます。メジャーコードはABCDEFG。マイナーコードはAmBmCmDmEmFmGmです。これだけ覚えれば大概の曲は弾けるようになります。コードに関してはネット上にいくらでも情報が落ちているので、このサイトで詳しい説明はしません。僕はいちいちネットで調べるのが面倒くさくなったのでネットで拾ったコード表を改造・印刷して手元に置いてました。この記事の一番下からダウンロードできるのでよければ使ってください。

 

コードの派生形(装飾音)を地道に覚えていく

メジャー・マイナーがある程度弾ける様になれば、次は音の装飾のバリエーションを増やす段階に入ります。コードの派生形(装飾音)は種類があまりに多すぎてとても全部は覚えきれません。装飾音は響きが微妙に変わるだけで、ぶっちゃけ使わなくても曲は成り立ちます。

Adim Am7 Am7-5 Asus4 Aaug A6 A7 AM7 Aadd9

とかワケのわからんヤツがでてきたら、極論AかAmを弾いときゃ伴奏的にはどうにかなります。もちろんその微妙な変化が曲の特徴・アクセントになったりするので正確に弾けた方がいいんですが、Aだけで9個もあるのにB~G合わせたら合計63個もあるんですよ(本当はまだある)記憶障害の僕が一気に覚えれるありません。

覚えようとしなくても色々な曲を弾いてるとちらほら出てきます。その時に1つずつでもいいからしっかり練習しておけば、いつの間にか弾けるようになります。

 

まずは【sus4】を覚える

装飾音の中でも頻繁に出てくる形、しかも一番覚えやすのがsus4という派生形です。構造が簡単・使用頻度も多い・使い勝手が良いので覚えやすいです。コードは使う場面が多ければ多いほど覚えやすいです。コードの真ん中の音(ルート音の次の音)を半音あげてやるだけでsus4になります。

 

 

他のメジャーコードも同じく真ん中の音(ルート音の次の音)を半音あげてやるだけでsus4です。コードは適当に作られている訳じゃなくて、しっかりとした構造のルールがあります。要するに1つ覚えておけば他のコードにも応用がきくんです。

 

 

僕がちょっと特殊な弾き方で構成音の順番が前後してるのでわかりにくいと思いますが、上図でちゃんと合ってます。

あとsus4の流れっていうのは大体きまってて使う場面が限定されるので、使い勝手が良いって表現しました。絶対ではないんですが、ほとんどの場合『Asus4→A』『Dsus4→D』『Gsus4→G』てな感じでsus4直後にメジャーコードに帰ります。試しに弾いてみると、どっかで聞いた事あるような音の流れになります。結構多様される形です。

 

派生形のルール

先ほども記述しましたがコードの構造にはルールがあります。〇番目の音を〇個ずらす、〇番目の音の〇個先の鍵盤も同時に弾く、そういうルールがコードごとに決められているのです。

 

 

例えばaugはルートから3番目の構成音を半音上げる。7はルートから3番目の構成音から3半音上がった鍵盤を同時に弾く。全体的にそんな感じなので、1つ1つのコードを丸暗記するよりルールを覚えたほうが早いかもしれません。その後は指の感覚に叩き込む。小指伸ばしてこの辺を弾いたらセブンスになるだろ的な。

 

 

自分の耳を信じる

慣れてくると使用するコードも増え、同時に弾き間違いも増えてきます。単純に自分の弾き間違いならミスに気付けますが、コード譜が間違っている場合もあります。最終的には信用できるのは自分の耳です。譜面通りに弾いてもなんかおかしいな?と思ったら、おそらく弾いてるコードが違ってます。そんな時は自分の耳が納得するコードを探すのも勉強になります。

 

♭・#のコード(ルート音が黒鍵)を覚える

ここまで覚えたらあとは順不同で練習中の曲に出てきたコードを覚えていきます。少し曲を難しくして#・♭にも挑戦していきます。覚えにくい原因の1つとして表記がダブるという点が挙げられます。A#とB♭が同じコードなのです。ちなみに【A♭とG#】【D♭とC#】【E♭とD#】【G♭とF#】こいつらは全て同じコードです。

表記方法がどちらかに統一されてないので、楽譜によってどっちで攻めてくるかが変わります。非常に困る仕様ですが、きっと音楽のお偉いさんからすれば、この辺を分けておかないと何か不都合があるのでしょう。

 

ベース音を意識しだす

右手でコードが弾けるようになってきたら、ベース音(ルート音)を意識しはじめます。前述しましたが、僕は変なコードの覚え方してるのでCDEを弾く場合、ルート音が一番左になりません。

 

 

本来ならそのベース音を左手で同時に引くのが理想の形なのですが、先述したように僕は右手すら上手く弾けてない状態なので、まだ同時弾きにたどり着けてません。あくまで意識してるだけ。

【2020年2月15日追記】だいぶ弾けるようになりました。もうほぼ左手は見なくてもベース音を抑える事ができます。

 

とにかくいろいろな曲を弾く

ここまで辿り着けばほとんどの曲は弾けるようになってます。曲によってスピードが速かったり、コード進行が複雑だったり、難易度に違いはありますが、テンポさえ度外視すればどうにか弾けます。

大体このぐらいの時期にベース音も同時に左手で弾こう、かっこよくリズミカルに弾こう、などと調子に乗ってやってみるものの、とてもそのレベルに達していないことに気づき絶望の淵に立ちます。やはりコードを頭で考えながら右手だけで弾くのが精一杯。

かっこよくリズミカルに弾きたくても、コードをどう分解して弾けばよいかわからないので、とにかく試行錯誤してみるワケです。Youtubeでも天才たちがコードのアレンジ方法を紹介しているので目を通してみるのも有りです。ただ、僕の場合は見てもよくわからなかったので諦めました。奴らは化け物です。

という事でレベルを上げるために、なるべく手元を見ないように弾く練習を繰り返し行いました。リズミカルとか考えず、全音符や半音符のリズムでいいからとにかく繰り返す。僕はまだ右手だけですら弾けないけど、将来的には頭で考えて弾くのではなく、感覚で弾く事が目標なので、指の感覚で覚えるように努力します。鍵盤を見ながら弾いてたら一生弾けないような気がする。

 

コードを分解して弾く

1~2ヵ月練習してたらさすがに全音符弾きにも飽きてきます。もっと曲調に変化をつけたくて試行錯誤してきたものの、これ以上どうすればいいか分からない。そこで今までただのお飾りだったサスティンペダルを使ってみたら、僕の想像以上にいい感じになったわけです。

僕は以前に1度だけピアノを練習した事があり、ペダルの使い方に関しては慣れてたのですんなり導入できましたが、初めての方は少し(いや、かなり)苦戦すると思います。右手だけでもヨチヨチ歩きなのに、足も入れるんですかと。

でも両手弾きよりは断然らくなので、ハードルとしては低めです。キーボード演奏にマンネリ化してきたら使ってみるのもいいでしょう。むしろ今はこれが無いと上手く弾けない。

今回発見したいい感じの使い方は、もちろん右手のみで練習可能。いったん普通にコードを弾いてペダルで響きをキープしつつ(右手は鍵盤から離れているけどコードは鳴っている状態)さらにそこに単音を足していく事によってリズムや変化を与えていく方法(調べた結果、アルペジオという名称らしい)

左手が大の苦手な僕としては、これはすんごい楽しい。考え方によっちゃ2本の手で弾いてるようなもんですから。もう、左手の練習なんてやりたくなくなるレベルです。

 

録音の壁に正面衝突する

左手の練習何てやりたくなかったんですが、結局はやらなくちゃいけない現実にブチ当たりました。今まではコードとベースを別に録音すりゃ両手で同時に弾かなくてもいいじゃん、ぐらいの考えで色々な録音方法を試してきました。

実際その戦法で50曲近く録音したんですが、いくつかのパートを別々に録音っていうのが非常に面倒くさい事だと痛感したのです。細かいタイミングやテンポも意識しなくちゃいけないし。めっちゃだりい。

さらにそこにボーカルも別録りで入れるんで、1曲を作成するのにコード・ベース・ボーカル。3パートも録るんですよ1人で。クッソ面倒くせえ。演奏している時間より編集している時間の方が長いんですよ。ピアノが上手くなりたいのにそれ以外の事に時間を取られている。この本末転倒の感じがめちゃくちゃ嫌。

もうそれなら両手で弾いた方が早いんじゃねえかと。両手で弾ければボーカルも一緒に録音できるし。そしたら1曲を作成するのに1回の録音で済むし。やるしかねえ。という事で。

 

左手の練習を開始

右手でのコード演奏はかなり上達してきたので、それに合わせて左手でベース(ルート音)を弾く練習を始めました。右手でCを弾くときは、コードのルート音から見て1オクターブ下を左親指で、もう1オクターブ下を左小指で弾きます。

 

もともと左手を使うってのがすっっごい苦手で、しかもそれを右手と同時にやらなくちゃいけないんですよ。出来るわけないでしょう。そうやって逃げてた自分もいますが、もうこれ以上逃げれないのです。できる・できないじゃない。やるか・やらないかである。

とか大袈裟な事いってますが、練習をやり始めたら意外とできちゃいまして。集中的に1ヵ月ぐらいしか練習してませんが、予想より簡単に出来た事で、こんなんなら最初っからやっときゃよかったと。そんかし左手をごちゃごちゃ動かすのは無理です。あくまでルート音を弾くしかできません。

 

そして現在に至る

両手で弾けるようになったら、またここから無限の反復練習に入ります。今の自分には少し難しいかな?ぐらいの曲を弾いて弾いて弾きまくるのです。

コードの流れってのはある程度決まってる部分もあるので、曲が変わっても『この流れはあの曲で練習したな』って場面も増えてきます。初見の曲でもすんなり弾けてしまったりします。そしたらまたちょっと難しそうな曲に挑戦。

とりあえず今はそんな感じです。

僕はここまでにダラダラ2年ちょいかかりましたが、集中的に練習すればもっと早く上達できると思いますので初心者の方々、頑張ってください!

 

おまけ・手作りコード表

ちなみに僕はいちいちネットで調べるのが面倒くさかったので、ネットに落ちてたコード表を改造して、自分がわかりやすいコード表を作成しました。歴代のコード表を全て貼っておきますので、使いたい方はどうぞ印刷して使ってください。ちなみに全てのコードが正しいかどうかは分かりません。自作なのでミスってる部分がある可能性あります。

 

初代メジャーコード

 

 

初代マイナーコード

 

 

二代目

 

 

三代目

 

 

手書き用